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前立腺炎

前立腺炎は下腹部痛や下腹部不快感など多彩な症状を呈し30~50才代の比較的若い男性によくみられる病気です。
急性か慢性か、細菌や炎症の有無により次のように分類されます。
 

前立腺炎の分類 カテゴリーⅠ~Ⅳ

Ⅰ:急性細菌性前立腺炎

Ⅱ:慢性細菌性前立腺炎

Ⅲ:慢性前立腺炎(慢性骨盤内疼痛症候群)

ⅢA炎症性慢性骨盤内疼痛症候群

ⅢB非炎症性慢性骨盤内疼痛症候群

Ⅳ:無症候性炎症性前立腺炎
 

急性細菌性前立腺炎は症状が激烈で敗血症に陥る事もあり入院治療を要する事もありますが、それ程多くみられる病気ではありません。
慢性前立腺炎の症状はそれ程強くありませんが、比較的多くみられる病気です。
 

前立腺炎の症状

・発熱(急性細菌性前立腺炎)

・排尿時や射精時の痛みや不快感

・下腹部の痛みや不快感

・陰のうと肛門のあいだあたりの痛みや不快感

・尿が近い

・尿が出にくい

・残尿感がある

・精液に血が混じる事もある
 

慢性前立腺炎の原因

原因不明なことも多いが、細菌などの病原体や前立腺肥大症などによる尿の流れを悪くする状態の存在や、骨盤内の血行不良状態など様々な原因が考えられます。精神的な要因が加わることもあります。
疲労やストレスのある時や過度の飲酒、長時間運転したり机に向かっていたりすることが誘因となることが多いようです。
 

前立腺炎の診断

(1)前立腺の触診
直腸診と言い、肛門から指を入れて前立腺の状態を調べます。

(2)前立腺をマッサージして、その際出てくる前立腺液を採取したりマッサージ後の尿検査をして白血球や細菌の有無を見ます。

(3)前立腺癌との区別のため前立腺特異抗原(PSA)の血液検査をすることもあります。
 

前立腺炎の治療

(1)急性細菌性前立腺炎
安静、抗菌薬治療、補液

(2)慢性前立腺炎
細菌性のものは、抗菌剤の内服治療を4~6週間継続する。
炎症性慢性骨盤内疼痛症候群では、細菌感染による可能性もあるので、抗菌薬治療と消炎剤の内服が必要。
非炎症性骨盤内疼痛症候群では、原因の検索を行って、それに適した治療が行われる。
骨盤内の血液のめぐりが悪いと考えられる場合は、血のめぐりをよくする薬物投与とか、前立腺マッサージや過度の運動などが進められる。
前立腺肥大症を伴う場合は、α‐遮断剤や前立腺の抗炎症、抗浮腫作用をもつ薬物の投与が行われます。
 

注意すること

・過度な飲酒や飲酒の機会が続かないよう注意する。

・激しい運動は避け、適度な運動をする。

・水分を多めにとる。

・長時間座ったり運転したり自転車に乗ったりすることを避ける。

・刺激物(唐辛子、ワサビなど)の摂取を避ける。

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